寒い季節になると、肌がピリピリしたり、かゆみが出たりといった乾燥トラブルに悩まされる方も多いのではないでしょうか?
特にアトピーや敏感肌の方にとって、冬は乾燥がつらい時期ですよね。
「色々試してみたけど、なかなか改善しない…」なんて経験がある方もいるかもしれません。
でも、実は乾燥対策はシンプルなケアから始めることができるんです!
今回は、「お肌の乾燥バリア機能」を守りながら、毎日の生活に取り入れやすい方法をご紹介します。
「お肌の乾燥バリア機能」ってなに?
まず「乾燥バリア機能」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、肌が自ら水分を保ち、外部の刺激から守る力のことを指します。
肌の一番外側にある「角質層」がこの役割を担っており、角質層が整っていることで、肌のうるおいを保ちながら健康的な状態を維持できるんです。
しかし、アトピーや敏感肌の方は、この乾燥バリア機能が弱くなりがちです。
例えば、アトピー肌は肌の保湿成分が不足しやすく、水分をキープする力が低下しています。
そのため、外部の刺激や乾燥に対して敏感になりやすいくなります。
一方で敏感肌は、肌が薄く外部刺激に過剰反応しやすい状態に。
これらが原因で、冬の乾燥がよりつらいものになってしまいます。
アトピー・敏感肌向けの乾燥対策3つの基本
では、具体的にどのようなケアをすれば、乾燥バリア機能を守りながら肌をいたわることができるのでしょうか?
ここでは、すぐに実践できる3つの基本ステップをご紹介します。
1.洗顔・入浴で肌を守る
洗顔や入浴時のケアは、肌を清潔に保つ上で大切ですが、やり方を間違えると逆に乾燥を悪化させてしまうことも。
洗いすぎはNG!
アトピーや敏感肌の方は、ゴシゴシと強く洗うのは避けましょう。
洗浄力が強い石けんやボディソープは、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、乾燥の原因になることがあります。
やさしく洗う工夫を
低刺激で保湿効果の高い全身シャンプーや石けんを使い、しっかりと泡立ててから手で優しく洗いましょう。
洗顔や体を洗うときには、摩擦を減らすのがポイント!
泡立てネットなどでよく泡立てて、手で洗うのがおススメです。
お湯の温度にも注意
熱すぎるお湯は肌の皮脂を奪いやすく乾燥を進めてしまいます。
38〜40度くらいのぬるま湯で洗うのが理想的。
お風呂上がりにすぐ保湿!
入浴後はタオルで肌を軽く押さえるように水分を拭き取り、その直後に保湿ケアを行いましょう。
このタイミングでしっかり保湿をすることで、肌にうるおいを閉じ込めることができます。
2.保湿ケアを「しっかり」&「こまめに」
乾燥バリア機能を守るために欠かせないのが保湿ケア。
特に、アトピーや敏感肌の方にはお肌の保湿を保つのが大事です!
保湿するタイミングを意識
洗顔後や入浴後、肌が少し湿った状態で保湿剤を使うのが効果的。
保湿を保つことでうるおいを逃がしにくくなります。
ポイントケアを取り入れる
特に乾燥しやすい部位(顔、肘、膝など)には、クリームを重ね塗りするのがおすすめ。
外出先でも、小さな保湿クリームを持ち歩き、気になったときにこまめにケアをするといいですよ~。
3.暖房による乾燥から肌を守る
冬の暖房は室内を快適に保ってくれる一方で、肌にとっては乾燥の大敵です。
エアコンの暖房は特に空気を乾燥させやすいので、部屋の湿度を保つ工夫が必要です。
理想的な湿度は50〜60%
加湿器を使うのが手軽ですが、もし加湿器がない場合は、濡れタオルを部屋に干したり、観葉植物を置くことでも湿度を保つ効果が期待できます。
寝室の乾燥対策も忘れずに
寝室の湿度が低いと、朝起きたときに肌が乾燥していることがあります。
寝る前に加湿器をつけたり、布団に入る前にしっかり保湿ケアを行うことで肌の乾燥を防ぎやすくなります。
忙しい人でもできる「ながらケア」
「忙しくてスキンケアに時間をかけられない…」という方も大丈夫。
日常生活に取り入れられる簡単な「ながらケア」を試してみてください!!
- テレビを見ながら:ハンドクリームやボディクリームを塗る
- スマホを見ながら:シートマスクで顔の保湿をする
- お風呂に浸かりながら:保湿効果のある入浴剤を使う
ほんの少しの工夫で、肌のうるおいを保つことができますよ~
最後に
アトピーや敏感肌の乾燥対策は、特別なことをしなくても日々の小さな積み重ねが大切。
「お肌をいたわる意識」を持ち、自分に合ったケア方法を見つけることで、乾燥によるトラブルを減らせます。
今回ご紹介した方法の中から、無理なくできることを取り入れてみてくださいね。
またスピカココ商品も敏感肌やアトピーの方にやさしくお使いいただける商品をそろえてます。
きっとあなたのお肌も徐々に変化を感じられるはずです!